これまで色々なところに住んできました。もちろん賃貸です。

東京、大阪、神戸、船橋、柏、海外での生活も4年ほど経験しました。そんな私は現在、千葉市に住み始めて10年近くになります。

東京のギラギラしたところも、大阪のコンパクトなところも、神戸の港町の雰囲気も、柏の裏原感も船橋のベットタウン感も好きでした。

海外では、人気都市のバルセロナで暮らしたこともあります。

それでも、千葉市に住んでいる時間がこれまでで一番長く、今もなお、千葉市から出ることは考えていません。

長くなりましたが、千葉市が最高に住みやすい場所である理由を紹介していきます。

千葉市に家を買うべき理由1:海に囲まれている地形

千葉の地形を想像してみて下さい。

多くの地域が海に面しているか、すぐ近くに海があるような環境にある地域がほとんどです。内房は東京湾、外房は九十九里浜と『海』に恵まれているのが千葉県です。

海の幸が豊富な千葉県

沖縄のように透き通るような海でなければ、北海道や福岡のように海の幸で名を馳せているわけでもありません。

それでも、九十九里の鰯やハマグリ、勝浦のカツオやシイラなど漁港で水揚げされる海産物は鮮度が高く、とてもおいしいです。

内房エリアでも、東京湾で水揚げされる新鮮な魚介類を食べることができます。

また、南房総市の和田町ではクジラの調査捕鯨が行われ、クジラの町として全国的にも有名ですね。

サーフィンの聖地である九十九里浜

千葉といえば、サーファーの街としても有名です。

長生郡の東浪見は2020年東京オリンピックのサーフィン会場にもなったところです。その影響で、千葉県がサーフィンの街であることが全国的に認知され、一宮に移住したり、平日は都内、週末は一宮で暮らすような2拠点生活をするサーフィン愛好家が増えてきています。

これらの地域ではサーフィンで町おこしを目論んでいて、サーフィンをきっかけに千葉県の良さを色々と知ってもらうための工夫をしています。

千葉県の海はサーフィンが楽しめるエリアでもあるのです。

海のキレイなビーチ・海水浴場も充実している

意外に思えるかもしれませんが、千葉県にも海のキレイなビーチや海水浴場は沢山あります。

館山の「沖ノ島海水浴場」、勝浦の「守谷海水浴場」、九十九里の「片貝海水浴場」、鴨川の「前原海水浴場」、富津の「新舞子海水浴場」などを始めとして、様々な海水浴場があります。それでも全国的には無名な海水浴場ばかりです。

千葉県の海水浴場は、そこまで有名でもなく、全国各地から人が訪れるような場所ではありません。

ですので、地元の人たちが気軽な気持ちで訪れることができますし、ドライブや散歩感覚で海を眺めに行くことができます。

千葉に家を買うべき理由その2:緑が豊かな自然環境

千葉県は緑豊かなエリアも充実しています。

房総半島の豊かな自然は、とても首都圏にいるとは思えないほど豊かです。

四季折々を感じるこができる養老渓谷

房総半島のほぼ中心部に位置する養老渓谷には毎年大勢の地元の人が訪れます。夏は渓流で『涼』を求め、秋には紅葉を見に来ることを目的に訪れます。春は新緑を楽しむようなハイキングコースも充実していて、多くの人がリュックサックを背負いながらハイキングを楽しんでいるようです。

また、知名度はそこまで高くありませんが、養老渓谷温泉という温泉街があります。秋から冬にかけて近場の小旅行を求めて、多くの人が訪れます。

養老渓谷へは、市原市の五井駅から小湊鉄道に乗ってゆっくり一時間半かけて向かうことができます。ディーゼルで動くこの車両はくる振動はとても心地よく、小湊鉄道そのものに対して根強いファンも多くいるようです。

千葉に家を買うべき理由その3: ゴルフ場が多い

やや偏りのある趣味の話になってしまいますが、千葉県市原市はゴルフ場の数が日本一の地域です。

市原市を中心に千葉県内には多くのゴルフ場がありますので、県内、県外のゴルファーが多く訪れます。以前は、東京都や神奈川県から来る場合には、泊りがけで訪れる人も多かったですが、東京湾アクアライン、圏央道が開通してからは交通の便も非常によくなり、もっと気軽に来れるようになりました。

緑が多く、ゴルフ場が多いということも千葉県の魅力の一つなんだと思います。

千葉に家を買うべき理由その4: 空港が近くアクセスが便利

千葉県といえば新東京国際空港が県内1・2を争う有名なスポットです。通称成田空港と呼ばれる空港は、日本から世界へ向かう”空の玄関口”です。

これまでは、海外に向けて出国する人向けの空港として認知されていましたが、LCCの離発着場として使われるようになってからは、格安で国内の地方都市に出かけることができるスポットとしても認知されるようになりました。

成田空港を利用して、格安で上手に旅をする人のことを『ナリタニスト』と呼んでいるようですが、それくらい今となっては、多くの人にとって身近な存在になりました。

以前は、国内線の玄関口は羽田空港でした。千葉から羽田空港までは、電車の乗り換えなどもあり、やや面倒でしたが、今では、アクアライン通って、1時間10分ほどで到着することができます。

成田空港に関しては、場所にもよりますが電車1本40分ほどで到着することができます。

空港(特に成田空港)が近いと「週末はちょっとLCCに乗って地方に出かけてみようか」といった気分になり、楽しみが増えてきます。

千葉市で暮らしていると、空の玄関口へのアクセスには不自由せず、旅行などを通じて、充実したライフスタイルが送れそうです。

千葉に家を買うべき理由その5: 知名度の高い観光地が少ない

各都道府県の魅力を紹介するときに、これほど難しい地域もなかなかありません。

千葉市在住の私が言うのも変な話ですが、千葉県にはこれといった魅力や特徴がありません。

  • 海と言えば『沖縄県』
  • 山と言えば『山梨県』
  • 食と言えば『大阪府』
  • 魚介類と言えば『北海道』
  • 歴史的建造物と言えば『京都府』

のように、その地域を代表するようなスーパースターが存在します。

でも、千葉にはそのような圧倒的なものがありません。成田空港やディズニーランドがありますが、地方の人や海外の人の中には『東京都』だと思っている人も多いようです。

袖ケ浦市に『ドイツ村』というテーマパークがありますが、あれも『東京ドイツ村』です。全て東京に持っていかれてしまいます。。。(笑)

このように、千葉県には知名度が極端に高い観光地や特産物がないのです。厳密には違います。千葉にはオイシイ野菜もあれば、果物もあります。魚もオイシイですし、落花生に関しては日本一です。

ですが、スーパースターがいないのです。。。通信簿で言えば『5』を獲得するようなものがなく、全てが『4』や『3』で構成されていてバランス感覚にとても優れています。

その変わり『2』や『1』もなく、非常に過ごしやすい地域です。

私は、微妙で知名度の高い観光地がない点が千葉県の最大の魅力になると思います。

小旅行や旅行先に千葉県を選ぶ人が少ないのにも関わらず、住む場所としては人気が高いということは、それだけ、騒がしくなく、住環境として適していることの証だと思うのです。

まとめ:千葉の魅力はこの”微妙”なところなのです

これまで『マイホームを欲しいあながた千葉市に家を買うべき5つの理由』を紹介してきました。千葉には、魅力的なところがたくさんあります。ですが、際立って魅力的なところはないと、千葉市在住の私がお伝えしてきました。

実際に長い間暮らすには、刺激が強すぎるのもよくないと思いますし、いずれ大きな反動となってあなたに降りかかってきます。

ほどよく都会で、ほどよく田舎である千葉こそが長く暮らすには最適な場所であり、マイホームを購入するならば、千葉市が絶対的におすすめです。

最後になりましたが、東京にも電車で一時間以内で訪れることができるという点も忘れないで下さいね。