『住めば都』という言葉をご存知でしょうか。
都から遠く離れた田舎も、実際に住んで慣れ親しむと、さほど不便とも思わなくなり、その地の風物や人情のよいところもわかって、むしろ離れがたくなる。 転じて、厳しく辛い境遇も、慣れてしまえば苦にならず、かえって気楽に感じられることのたとえ。
コトバンクより抜粋
日本にはこのような素晴らしい諺があり、なんとなく不便なところも『住めば都』と美化されてしまいますが、やはり日々の生活のことですので、暮らしの利便性が高い地域に住みたいのが本音だと思います。
この記事では『千葉市でマイホームを購入する予定の人必見』の近隣にあると嬉しい施設をランキング形式で紹介していきます。
マイホームの利便性に関しては、駅から徒歩10分以内といった、最寄り駅からの距離ばかりが尺度となっていますが、近隣の施設が充実していれば、駅からの距離は気にならないという人も多くいるのです。
目次
第五位:大型商業施設
第五位は『大型商業施設』です。
近隣または車で15分-30分以内のところに大型商業施設があると、生活に違いが出ます。休日に家族でブラブラと出かけたり、日用品から家具家電まで様々なものが取り揃えているショッピングモールは、近隣にあると非常に便利ですね。
最近では、駅チカのエリアを希望する世帯と駅から距離(徒歩圏外)があっても、近隣にショッピングモールがあれば問題ないと考える世帯がいます。
特に郊外や地方になれば、そのような傾向が顕著に表れます。
私、個人的にも、近所に大型のショッピングモールが一つあれば、生活には困らないと考える派です。
駅前の不動産に人気が集中していた時代は今や過去の話、マイホーム購入者のニーズは多様化していると言えます。
第四位:公園
近所(徒歩、自転車圏内)に公園がある地域は人気があります。
小さな子供がいる世帯はもちろんのことですが、大人から高齢者に至るまで、”一息つくことができる場所”はとても重要です。
千葉市では青葉の森公園や千葉公園、加曽利貝塚縄文遺跡公園などが有名です。
大型の公園が近くにあると休日にちょっと散歩に出かけたり、ランニングや日向ぼっこなどに出かけることもできます。
近所に小さな公園があることも重要ですが、こういった県や市などが運営している公園があると非常に嬉しいと思います。
第三位:学校
学校が近くにあるメリットは実に様々です。
小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、近所に学校があることで安心できます。
子供の通学や事件や事故に巻き込まれる可能性を考えると、近くに学校があることで安心感につながります。
私が子供の頃は、学校の近所に自宅があると子供の”たまり場”になったりして、少し嫌な気分になりましたが、親の心情としては有難いのかもしれません。
また、近隣に学校がある地域は治安の面でも安心できますし、家族が安心して暮らすことができるという点で高評価につながります。
第二位:保育所(保育園)
最近、特にニーズが高いのが保育所です。
近隣に2~3か所あるのが望ましいですが、最低でも1か所はあってほしいところです。
自宅の近所に保育所があることで、共働き世帯の負担は大きく変わってきます。
通勤前の朝の時間はとても貴重な時間です。
できれば、通勤ルートの間に保育園があることが理想ですが、近所にあることでとても助かる方は多いでしょう。
保育園にも認可保育園(公立・公設民営・私立・小規模)、認定こども園、認可外保育所、託児所、学童保育など様々ですが、安心してお子さんを預けることができる施設が近所にあることで、嬉しくなり、住まい環境がとても満足のいくものになるでしょう。
ちょっとその前に番外編:病院(総合病院)
第一位の発表の前に、番外編をご紹介します。
それは病院(総合病院)についてです。
小さなお子様がいらっしゃるご家庭や高齢者にとっては、一位に入れる人も多かったようですが、病院が近隣にあると、万が一の時に安心できます。
恐らく、どの地域にもクリニックのような専門医(内科、皮膚科、耳鼻科、小児科など)がいる病院はあると思いますが、医療設備が整った、夜間対応してくれる総合病院となると、そうはいきません。
病院に行くことは一年に一回あるかないかという頻度ですが、最悪の場合、命に関わる問題になりますので、近くに病院があるということは大きなポイントではないでしょうか。
目安として、車(救急車)で15分以内にあると嬉しいという方は多かったです。
ぜひ、マイホーム選びの参考にしてみて下さい。
第一位:ドラッグストア
これはやや意外に思った方もいらっしゃるかもしれませんし、妙に納得された方もいらっしゃると思います。
ドラックストアといっても単に薬の処方をしてくれる店ではありません。今、ドラッグストアがとても”アツい”ことをご存知でしょうか。
特に、大手チェーン店になると、その品揃えはとても豊富です。
生鮮食品こそないものの、加工商品、飲料、お酒、錠剤、日用品、日用雑貨などありとあらゆるものがディスカウントで販売されていて、コンビニエンスストアのような手軽さも兼ね備えています。
ドラッグストアは単身世帯から共働き世帯、一般家庭に至るまで、ありとあらゆる世帯にとって必要不可欠な存在なのです。
徒歩圏内にドラッグストアがあれば、生活の利便性は格段に向上しますし、ちょっとした買い物には一切不自由しなくなります。
まとめ:近隣施設の充実度は長く暮らす上でとても重要です
これまでのランキングをご覧いただいていかがでしたでしょうか。
予想通りだと感じた方もいれば、意外な施設がランクインしていたと感じた方もいるかもしれません。
マイホームを購入する際に、住宅のデザインや使用する設備や材質のランクなどを気にする方は多いと思いますが、周辺環境の充実度については、そこまで気にしない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際に住んでみて初めて「こんなところにお店があったんだ」と気が付くことも多いと思いますが、事前にリサーチをしておくことで、生活の充実度が大きく変わる可能性があります。
基本的にマイホームを一度購入したら、その場所に長く住み続けることになります。
近隣の設備や施設に関しては、全てを完璧に兼ね備えていることは、ほとんどありません。
それであれば『あなたにとって何を優先するのか』を考えながら、理想の暮らしを見つけていただきたいと考えています。