現在の30代の人々はマイホームに対してどのような考え方を持っているのでしょうか。

独自の調査で30代の人々のマイホームに対する意識の傾向がわかりましたのでご紹介したいと思います。

価値観の多様化

一昔前と比べて、現代の30代は価値観が多様化しています。

マイホームを持つことが人生の成功とは限らないという考え方が増えてきています。

特に都市部に住む若者たちは、賃貸住宅での生活を選ぶ人が増えています。

これは、趣味や趣向が多様化することでお金の使い方に関しても多様化している結果ではないでしょうか。

その主な要因としてはスマートフォンの普及ではないでしょうか。

スマートフォンが普及したことで、趣味や娯楽が多様化し、極論スマホ一台あれば生活を完結させることも可能になりました。

そういったこともあり、わざわざマイホームを持たなくても、賃貸住宅とスマホがあれば十分暮らしていけるというような若者が増えたのでしょう。

ライフスタイルの変化

近年のリモートワークの普及や地方創生の動きにより、都市部だけでなく地方に住むことを選ぶ人も増えてきました。

これにより、マイホームを持つ場所やタイミングにも変化が見られます。

経済的な理由

経済的な背景も影響しています。物価の上昇や給与の伸び悩みなど、経済的な理由からマイホームの購入を先延ばしにする若者もいます。

事実として、ここ30年の日本の平均賃金はほぼ横ばいの状態が続いています。

その一方で、消費税の導入から度重なる増税、年金、保険料の増額、物価の上昇など、人々の生活は事実上圧迫されています。

また、現在の30代の方は、経済状況がいい時を体感として知らず、物心ついたときから景気が悪い状態を過ごしています。

そのため、守りの資産運用の習慣が身体に染み付いていて、住宅のような大きな買い物に対して慎重になる傾向があります。

持続可能な生活

環境問題や持続可能な生活への関心が高まる中、エコな家や環境に優しい家を求める人が増えています。

これに伴い、マイホームの選び方や考え方も変わってきています。

具体的には、新築戸建を建てるのではなく、中古住宅をリフォームしたりリノベーションするようなマイホームの持ち方をする人もいるのです。

住まいに関する情報収集の手段の多様化

SNSやインターネットの普及により、情報収集の手段が多様化しています。これにより、多くの情報や意見を参考にしてマイホームに対する考え方を形成する人が増えています。

まとめ

以上の点を考慮すると、2021年の30代のマイホームに対する考え方は、一昔前とは大きく変わってきていることが伺えます。

現代の30代は、自分たちの価値観やライフスタイルに合わせて、マイホームを持つかどうかを検討しているようです。