千葉市でマイホームを購入する際、どの場所や地域を選ぶかについては、非常に重要な選択になります。ある意味では、ハウスメーカーとの打合せで決めていく、建築に使う素材や材質よりも重要になるのではないかと考えています。
マイホーム購入における土地選びの重要性を考えていきたいとおもいます。
目次
不動産における土地とは?
不動産とは、土地と建物からなるものです。マイホームを購入時にも不動産登記を行うことになりますが、土地と建物は別々で登記します。もちろん、謄本も別です。
別々に登記される理由は様々です。権利関係が異なる場合や抵当権の付け方など様々な理由がありますが、私たちは、土地と建物は別ものだと考える必要があるのです。
イメージとしてはこうです。
土地を仕入れて建物を建てる。
マイホーム購入する際の考え方では、この考え方が基本になります。
なぜ土地選びが重要なのか?
私が思うに、マイホーム選びにおける土地選びは、とても重要な部分を占めているものだと考えています。
その理由は、3つあります。
一つ目は、土地の価値は下がらないということです。
これは、会計的な考え方になってしまうのですが、建物には耐用年数というものがあり、その構造によって均等に割る年数が決まっています。これを法定耐用年数といいます。
法定耐用年数は新築の場合、木造は22年、軽量鉄骨は27年、重量鉄骨は34年、鉄筋鉄骨コンクリート造は47年といった形になります。
つまり、これらの年数が経過すると、建物の評価は0円になり、価値のないものになってしまうのです。
一方で土地の価格はどうでしょうか。
土地の価格は、年数の経過によって価値が下がるものではありません。
毎年1月1日を基準日とした土地の価格が3月の下旬に発表される『公示地価』によって評価されます。
その時々の実勢を反映するものになり、上がることもあれば、下がることもあるという資産運用的な側面も兼ね備えています。
そうです。土地は資産になるのです。
このことを念頭に、土地選びをするべきだと私は考えています。
二つ目は、土地選びが、あなたの暮らしに直結するということです。
『土地選び』がマイホームの場所を決めることだということは繰り返しお伝えしてきました。
あなたが選ぶ土地が、大通り沿いにあるのか、一歩中に入った住宅地にあるのか、日当たりはどうか、近い将来、大きなマンションの建設計画はないかなどによって、住環境は大きく左右されることになります。
さらに、近隣に大きなスーパーやドラックストア、公園や病院などの公共施設が充実しているかどうかも大きなポイントになるでしょう。
長期間、その場所に住むことが前提になるマイホーム選びでは、その土地の選び方が、とても重要になるのではないでしょうか。
三つ目は、土地選びが暮らしの利便性に直結するということです。
理想を言えば、きりがありません。
それでも、まずは理想を追い求めるべきです。
駅から10分以内、快速が止まる、スーパーが近い、病院が近い、子供の学校が近いといった生活における利便性を追及していきましょう。
全ての条件が合致するような土地に巡り合うことはなかなかないでしょう。仮にあったとしても、価格がとても高額になるのではないでしょうか。
何かを妥協しながら、自分自身や家族にとって譲れない部分を決めながら、土地選びをしていくのがよいのではないでしょうか。
売れたり貸すことができる土地選び
マイホームに対する考え方によっても変わってきますが、マイホームにもある程度の流動性を持たせておくべきだという個人的な意見を紹介させていただきます。
マイホームに流動性を持たすとは具体的には、誰かに売却したり、賃貸に出したりすることです。
例えば、購入時点や子供が独立するまでの間は、住みやすく快適な住環境ではあるものの、子供の独立後に、大きすぎると感じるようになったり、2階建の場合は、年を重ねるごとに階段の上り下りが辛くなったりします。
後期高齢者に突入したら、運動能力の低下に伴い、車の運転が困難になります。そういった際に、近隣に何もないような環境に住んでいると、色々と不自由な暮らしを送らなければならなくなります。
多くの高齢者の声に耳を傾けると、駅チカのマンションでの暮らしを望む方が多いようで、そういった将来のことを考えた場合に、身動きの取りやすい場所を検討した方がいいのかもしれません。
まとめると『何かあった時に売れるマイホームを購入することが賢い選択である』ということになります。
あなた自身が高齢者になった時のことを考えてみて下さい。
マイホームを活用した選択肢は、多いに越したことはないのです。
その辺りは、不動産に強いハウスメーカーに相談してみるのが一番です。
価格の上昇を見込むエリアの土地を選ぶ
千葉市でマイホームを購入する際の土地選びで重要なポイントは、将来に渡り地価が著しく下落しない地域を選定することです。
重要な指標として「人口動態」という統計データがあります。
マイホームを購入する予定の方は、この『人口動態』について必ず目を通して下さい。
『人口動態』とは、その地域における、将来のある時点の人口が、現在と比較してどの程度減るのか(増えるのか)を現した統計データです。
これによって、土地の価格推移もある程度予測できます。
そういった統計データを参考にしながら、土地選びをするのも賢い方法です。
また、同じ市区町村でも、駅の近くと駅から離れている地区では、土地の価格は大きく変わります。
予算的な問題もあろうかと思いますが、マイホームを流動的な視点でも考慮するのであれば、出来る限り駅から近い地区を選ぶことをオススメします。
その方が、資産的価値の高いものとして、長期的な視点で判断した場合にお得になる場合もあるからです。
マイホーム購入は投資でもある
マイホーム購入について賛否両論あることは、私自身もよく知っています。
負債だと言う人もいれば、夢を買うと言う人もいます。価値の下がるものにお金を払い続けるなんてナンセンスだ。という人もいますし、理想の暮らしを手に入れることができた。と喜ぶ人もいるのです。
100人のマイホーム購入希望者がいれば、100通りの考え方があるのは当然だと思います。
私自身の考え方を少し紹介させていただきます。「マイホーム購入は投資である」これが私の考え方です。
25年、30年、35年と長期間に渡り、お金を払い続けてマイホーム購入するということは、歴とした投資になると思います。
そういった意味でも、将来的に資産として活かすことができるものにしたいところです。
資産として活かすとは、そのマイホームを担保にどれだけ銀行からお金を借りることができるのかという視点で見るということです。
借りる借りないはどうでもよく、将来的にどれだけ資産性の高いものとして手元に残せるかということを、現時点で考えておく必要があるのだと思います。
そういった意味で、ハウスメーカに相談するにしても、地域に根ざした、不動産に強い会社を選ぶことが、千葉市でマイホームを購入する際に必要なことなのではないでしょうか。