注文住宅を建てるのには根気と時間の両方が必要になります。
住まいについて勉強する必要もあり、はっきり言ってかなり大変なことです。
注文住宅の計画を進めていく上で、ご夫婦で衝突が起こってしまうことも実際にあります。
本記事では注文住宅の計画段階で喧嘩が起きてしまう原因と、喧嘩が起きてしまわないようにする方法をご紹介します。
目次
ご夫婦間で喧嘩が起こってしまう原因について
計画に対して、ご夫婦で熱意に差があるため
ご夫婦で注文住宅を建てる際に熱意のある側とそうでない側に別れてしまうのが喧嘩が起きてしまう原因の1つです。
こうなると片方は計画を進めるのに必死なのに対して、もう片方は大して計画にかかわらず流されるがままの状態になります。
当然ご夫婦の片方だけでは決めるのが難しいこともあるため、そうなった場合にはご夫婦で相談する必要が生じます。
そんな時もう片方が相談どころか状況の把握すらできでいない状況だったら、誰でも腹が立つと思います。
そんな様子に頑張っている側がそうでない側に腹を立ててそのまま喧嘩に・・という流れで衝突が生じます。
計画に割ける時間に差が出るため
ご夫婦で全く生活リズムが同じというご家庭は殆どない筈です。
ご夫婦それぞれにやるべきことがあり、生活リズムもそれに左右されてお互いに違うことが大半でしょう。
生活リズムの差は計画に割く時間にも影響を与えます。
ご夫婦の片方が忙しくてハウスメーカーとの打ち合わせに参加できなかったり、注文住宅を建てる為の勉強に時間を当てられないこともあります。
そうなってしまうとご夫婦間で知識に差がついてしまったり、計画の把握にズレが生じてしまいます。
それが原因になってご夫婦間で衝突が起きてしまう訳です。
ご夫婦間で理想に違いがあるため
注文住宅を建てる時には、ご夫婦それぞれが別の理想を抱いていることも少なくありません。
ご夫婦の片方がキッチンやリビングの間取りを優先させたいと思っていても、もう片方が書斎や庭の間取りを優先させたいと思っていることもあります。
しかし使える面積は当然限られているので、お互いの優先させたいことを全て叶えることは不可能です。
そんな時、お互いの優先させたい事項を争って衝突が生じてしまいます。
ご夫婦間で喧嘩が起きてしまわない為にすること
本当に注文住宅を購入すべきか、ご夫婦で事前によく話す
ご夫婦間で計画に対して熱量の差が大きくなってしまわない為にはスタートが肝心です。
注文住宅の計画を始める段階で、お互いが本当に家を建てたいのかよく確認しておく必要があります。
この時、ご夫婦の片方がもう片方の意見を聞かずに計画を始めてしまうと最終的に喧嘩に繋がってしまう可能性が上がります。
ご夫婦で話し合った結果、注文住宅を購入するべきではないという結論に至ることもある筈です。
住宅を購入したかった側からすると納得いかない感じもするのですが、無理に計画を進めて失敗するくらいなら家を建てないという選択肢の方が賢明です。
知識や計画の進み具合はご夫婦間で共有する
ご夫婦で計画に割ける時間に差が生じてしまう場合は、計画に時間を割ける側がそうでない側に知識や計画の進み具合を共有する必要があります。
こう書くと時間を割ける側の負担が大きいように感じるのですが、時間を避けない側もそれに応じてしっかり状況の把握をする必要があります。
とにかく大事なことは、お互いが計画がどこまで進んでいるかをきちんと共有できていることです。
お互いが計画の把握にズレがない状態を維持できれば、衝突が起こる可能性も減ります。
お互いの最優先事項を決めておく
注文住宅の計画を進めていく上でご夫婦がお互いが最優先事項を決めておけば、優先事項による衝突の機会は減らせます。
その際優先したい事項をより細かく具体的に決めておくと効果的です。
「リビングを広めに作りたい」「書斎が欲しい」といった曖昧な表現は避け、
「リビングは14畳にしたい」「書斎は2階に3畳で作りたい」といった具合で具体的にしておいた方がお互いの理想を優先させやすい筈です。
お互いにどうしても優先させたい事項を明確にしておくと、その後の計画が円滑に進む筈です。
まとめ:
ご夫婦間でのコミュニケーションが大事!
ご夫婦で注文住宅を建てる際には、お互いが計画の現状を把握するのに加えて、お互いの事情をしっかり理解する必要があります。
計画の把握については、ご夫婦の片方だけが現状を把握しているという状況は避けましょう。
繰り返すようなのですが、ご夫婦間でしっかり現状を把握していれば衝突の機会は少なくなる筈です。
お互いの事情については、お互いの生活リズムだけではなく、それぞれの優先させたい事項などもお互いが理解しておく必要があります。
なので注文住宅の計画を進める際は、ご夫婦間での積極的なコミュニケーションを欠かさないようにしましょう!
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