突然ですがあなたはマイホームの価格を高いとお考えですか?
筆者はマイホームは高すぎると感じている人間の一人です。
相場は土地や住まいの種類によって大きく異なるのですが、ハウスメーカーに勤めている知り合いの方から立派な家に住みたいなら最低3,000万円はないと厳しいという話を聞いたことがあります。
そんな高すぎるマイホームを背伸びをして若いご年齢で購入しようとするとその後人生に大きく影響を与えてしまう可能性があります。
本記事では若いご年齢で慌てて住宅の購入に走ってはいけない理由を5つお話しします。
目次
理由1:
ローンが大きな負担になる
マイホームを購入する時、多くの人が「住宅ローン」を組んでから購入すると思います。
やはりローンに関する問題はマイホームの購入において、避けては通ることのできない問題です。
何千万円という額を借りることは、勇気と覚悟のいる行為です。
世の中には年齢が若い時からローンを借りる方がお得!といった声や、家賃とそんなに変わらない!という声もあります。
確かに一理あるのですが、そういった言葉を信じて無理をしてまで若いご年齢でローンを組んでしまうのは危険です。
今後の暮らしを考えた際に、本当にローンが大きな負担にならないかを考える必要があります。
特に将来お子様が欲しいと考えている場合などは、将来にかかるお金も考えておかなければなりません。
もしも若いご年齢からローンを組むのであれば、メリットだけではなくしっかりデメリットも把握しておきましょう。
理由2:
充分な頭金が用意しにくい
若いご年齢で充分な貯金があれば問題はないのですが、年齢を重ねた人に比べるとどうしても貯金の額が少ない傾向にあるのも事実です。
理由1と共通する部分もあるのですが、住宅を購入する際に頭金がいくら用意できるかも重要なポイントです。
充分な頭金が用意できると、選べる住まいの選択肢が広がったり、月々の返済額の負担を減らせたりと大きなメリットがあります。
逆に頭金が少ない場合や、フルローンでの住宅購入を検討した際は余裕を持って住まいを購入するのが難しくなってしまいます。
理由3:
家庭崩壊の危機もある
若いご夫婦に限ったことではないのですが、世間ではマイホームのご購入においてご夫婦の中が悪くなってしまうケースもあります。
詳細な理由等は下記の記事に掲載しているのですが、主な理由は夫婦間でマイホームに対する熱量に差がついてしまうことです。
また、ご夫婦間の理想の違いが不仲の原因になることもあります。
家庭崩壊に繋がる可能性があると言うと、少し大袈裟にも聞こえるのですが可能性がないわけではありません。
せっかく若いご年齢でご結婚なされたのに、マイホームが原因で離婚というのはあまりにも酷です。
なので若いご夫婦がマイホームの購入をご検討の際は、本当にマイホームが必要かどうかご夫婦でよく話しあう必要があると言えます。
理由4:
住まいを変えることが難しい
若いご年齢から老後まで過ごせるマイホームがあると安心感を生んでくれます。
しかし、言い換えるとこれからの人生をずっと同じ住まいで過ごさなければならないということです。
それが将来の負担になってしまう可能性も十分に考えられます。
最もわかりやすい例は、お仕事先の都合で転勤の必要が生じた場合です。
せっかく覚悟を決めて購入したマイホームを手放す羽目になるのは非常に残念なことです。
また転勤以外にも、住み始めてから住まいの問題が発覚するケースもあります。
近所に迷惑な人が住んでいたり、夜になると騒音がして眠れないなど様々なケースが考えられます。
そんな事態になった際にも住まいを変えることが難しいため、この点は把握しておきましょう。
理由5:
アクシデントが起こった時に対応力が求められる
長い人生の中では思わぬアクシデントに遭遇する可能性もあります。
ご家族が事故にあったり、突然の失業であったり、災害に見舞われたりと縁起でもないことばかり記述するのも気が引けるのですが、万が一の事態も考えておく必要があります。
そんな時にどれほどの蓄えがあるかもマイホームをご購入する際には考えておきたいポイントの1つです。
ローンを若いご年齢で組んだ時のメリットの1つに、返済期間が長い分月々の返済額が少なく済むというメリットがあるのですが返済期間が長いという点を忘れてはいけません。
その長い期間に比例して、アクシデントが起こる可能性がある期間も長くなってしまうということです。
若いご年齢でローンを組むと「団体信用生命保険」に入りやすいというメリットもあるのですが、命に関わらずとも対応が大変なアクシデントがあることは忘れないようにしましょう。
まとめ:
背伸びをして若いご年齢でマイホームを購入するのは避けるべきです!
以上の理由から、若いご年齢で住宅のご購入を検討される際はしっかりと計画を組むことが大切だと言えます。
加えて長い期間ローンと付き合うことになるので、万が一の事態が起こることを考えておく必要もあります。
メリットもあるので若いご年齢で住宅を購入することは悪いことではないのですが、背伸びをして若いご年齢でマイホームのご購入を検討するのは避けましょう。
本記事を最後まで読んでいただいて「やっぱりマイホームは高すぎる!」と感じた方は、は慌てずに貯金や備えを蓄えてから住宅のご購入を検討しても遅くありません。
いずれにせよ住宅のご購入の前にはしっかりした備えと計画を忘れないようにしましょう!