あなたは普段の生活の中で、どのくらい階段の上り下りをしていますでしょうか。
学校や会社、駅など様々な場所で階段を利用していると思います。
そして意外と見落としがちなのが、自宅の階段の上り下りだと思うのです。
今現在二階建ての建物に住んでいない方も、住み始めてからの後悔に繋がらならいようにするためにも、本記事では階段の上り下りの手間を減らすために工夫するポイントを3つ紹介します。
二階建てのお住まいを探している方の参考になると幸いです。
目次
ポイントを確認する前に:
階段の上り下りがそこまで大変に感じない方へ
もしかしたらあなたは今「階段の上り下りはそこまで大変かな?」と思われたかもしれません。
あなたのお考えの通り確かに一回の上り下りは大した手間ではありません。
せいぜい住まいの階段は15段くらいなのでサクッと上り終わってしまうことことが殆どでしょう。
しかし、1日に何度も階段の上り下りの必要があると大変だったりします。
仮に毎日10回階段を上るとすると、だいたい150段くらいです。
単純な段数で言うと東京タワーの4分の1くらいです。
つまり4日に1回東京タワーに登る必要があるわけです。
極端な例えだったのですが、
そういった少しの生活の手間を減らすことが暮らしやすさに繋がるのではないでしょうか。
間取りについて調べたことがあることは「生活動線」という言葉を聞いたことがあると思います。
「生活動線」とは要するにその家で実際どんな動きをするか考えた時の道という意味です。
階段の上り下りの手間を減らすためには、この生活動線を意識することも大事です。
階段の上り下りを減らすために工夫するポイント3つ
では階段の上り下りの回数を減らすにはどのようにすれば良いのでしょうか?
答えは単純です。階段の上り下りが少なくてすむ間取りを目指せば良いのです。
以下3点のポイントにまとめてみました。
ポイント1:
寝室等の用途が限られている部屋は二階に配置
必要ではあるが用途が限られていて頻繁に出入りはしない部屋は、2階に配置しても問題ありません。
代表的なものは寝室です。基本的に就寝時以外で利用する機会は少ないので出入りの少ない部屋の一種と言えます。
物置などの毎日行く必要のない場所も二階で問題ないのですが、二階の物置には頻繁に出し入れの必要があるものや運搬が大変なものは収納しないでおきましょう。
そういった物を二階の物置に収納してしまうと、かえって階段の上り下りが大変になってしまうので注意しましょう。
ポイント2:
二階に部屋があるご家族の移動の手間を減らす
ご家庭によっては「一階に配置しきれない部屋が出てきてしまった。」なんてパターンもあると思います。
書斎や子供部屋などがそれに該当するご家庭が多いと思います。
特に二階を子供部屋にするご家庭は多いのではないでしょうか。
その場合、飲み物や食べ物が欲しくなった時などに二階にお部屋があるご家族が、一階まで飲み物を取りにいく必要が生じます。
お子様が幼い頃は問題ないのですが、お子様が成長した後のお受験やテスト勉強の際に小腹が空いた時、1階まで物を取りに行くのは手間がかかります。
そんな時、子供部屋や書斎に小さめの冷蔵庫を置いてあげるだけでも効果的です。
なので子供部屋や書斎は少し広さにゆとりのある空間にしておくと、お子様が成長した後の助けになります。
ポイント3:
外出の際に必要なものは玄関に置いておく
外出の際に必要になる鞄やバッグ、帽子等は一階に置いておくと上り下りの手間を減らすことができます。
具体的には玄関にバッグや帽子等をかけておけるポールハンガーを置いておくなどのちょっとした工夫で、暮らしやすさを高めることができます。
お子様がいるご家庭では決まった場所に決まったものを置く習慣をお子様に身につけてもらうことで、普段からの無くし物を減らす機会も減らせます。
しかし家族全員の外出に必要な物を玄関に置いておくのも大変だと思うので、毎日の外出が多い家族の物を優先させてあげるべきです。
収納の問題で二階の部屋にそういったものを置いておくご家庭の場合は、壁掛けの収納グッズ等を利用して少しでも玄関に必要なものを置いておくと暮らしやすさの向上に繋がります。
まとめ:
二階に行く手間を減らすだけでも暮らしやすさは向上します!
結論としては二階には出入りの少ない部屋を置くことと二階から下りる頻度を減らすための物を配置することが大事です。
これらに配慮することで、少しではあるのですが毎日の暮らしやすさを向上させることができます!
二階建てのお住まいに暮らしてから後悔なんて事態を避けるためにも、なるべく日々の上り下りの手間は少なくすることを意識するようにしましょう。