テレワークの普及は、国内の人口の流れにも顕著に表れているようで、東京圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)の人口の伸び率が鈍ってきています。

総務省が4日公表した住民基本台帳に基づく人口動態調査によると、2020年に0.37%を記録していた伸び率は0.07%まで縮んでしまっています。さらに、三大都市圏(東京、大阪、名古屋)の人口は、調査開始以来、はじめて減少に転じて、名古屋圏、関西圏の人口の減少率が拡大してました。

総務書によると、 テレワークの普及がこのような結果になった最大の要因として見ているようで、地方が都市圏の受け皿になっている状況です。

地方のハウスメーカーは今、繁忙期を迎えている状況

このように、テレワークの普及によって可能になった、地方での暮らしを斬新で最先端な暮らしと捉える、若者のマインドが大きく影響しているわけですが、地方のハウスメーカーは、とても忙しい毎日を過ごしているようです。

とある、千葉市内のハウスメーカーの営業担当によると「来店されるお客様の多くは、都内に住んでいる30代前後のご夫婦で、テレワークでの勤務が可能になったり、オフィスへの出勤は週1日程度でよくなったため、田舎で暮らすことを決断したようです」と話しています。

地方のハウスメーカーの多くは、問い合わせや面談の予約が立て込んでおり、とても忙しい状態のようです。確かに、今のような状況であれば、千葉の田舎あたりは人気が出始めても不思議ではありません。

市原市は非常に狙い目の地域です

都心からも近く、田舎暮らしも楽しむことができる千葉県内の地域としては千葉県市原市が非常に狙い目です。

市原市といえば、全国的には製造品の出荷額が全国第二位の日本を代表する工業都市としても有名ですが、ゴルフ場の数が日本一だったりと非常に特徴の多い自治体です。

工業の街の印象がとても強く、暮らすにはあまり適していない地域だと思う人もいると思いますが、市原市はとても自然豊かな地域もあり、田舎暮らしには”持って来い”の地域だと私は思います。

市の北中部は工業地帯で働く労働者向けの住宅が点在しています。中部より南側にはゴルフ場が多く、都心部から、アクアライン、圏央道を利用してのアクセスが盛んです。牛久地域より南側は自然が広がっていて、養老渓谷周辺は、温泉があったりハイキングが楽しめたりと自然豊かなエリアになっています。

隣接する自治体も、千葉市、茂原市、袖ケ浦市、木更津市、君津市、大多喜町、長南町、長柄町で多岐に渡ることからも、様々な風景を目にすることができる地域です。

上の写真のような風景が東京都心から50キロ以内の地域で見ることができるのは、とても貴重だと思いますし、のどかで暮らしやすい場所だと思います。

過去に以下のような記事も書いています。よかろしければ一緒にご確認下さい。

野鳥の鳴き声が仕事のBGM

田舎暮らし×テレワークのメリットは、自然豊かな環境をバックに精神的に落ち着いた雰囲気で仕事ができるという点です。

都会のオフィスにいると、最前線でビジネスをしていると錯覚してしまいますが、ITインフラが広く普及している今では、どこでも社内にいるのと同じような環境で仕事をすることができます。

平日の朝、鶏の鳴き声で目覚め、広い庭の植木に水をやり、朝食をしっかり摂り、テレワークスペースで仕事を開始。窓の外は、高層ビル群ではなく、緑豊かな木々が目に入ります。

仕事終わりは、綺麗な夕日をバックにカワセミの鳴き声を聞きながら、本日の締め作業を気分よく行います。

仕事終わりの夕食は、庭でビールを飲みながら家族や友人とBBQを楽しむ。

こんな素敵な暮らしが実現したら、もう何も言うことはありませんね。

テレワークが可能な企業であれば、こんな素敵な暮らしが現実的に可能なのです。しかも、田舎なので、比較的安い値段でマイホームを手に入れることができます。

私が市原市の緑豊かな地域を”推す”のは、東京の都心部から比較的近くにあるという理由からです。

例えば、週一回、月一回程度の出社が義務付けられている場合でも、JRの最寄り駅まで車で向かい、電車で通勤することもできます。毎日のコトであればストレスですが、たまの出来事であれば、ストレスに感じることもないでしょう。

これがテレワーク移住のメリットです。

著名な経済人も田舎暮らしを満喫しているのをご存知ですか?

私は、経済的な豊かさを兼ね備えた上での田舎暮らしや他拠点生活は、贅沢の極みだと思っています。

ハッキリ言って憧れの生活です。

日本の著名な経済人の中にも、千葉の房総半島を生活の拠点にされている方がいます。

普段は、自然豊かな自宅を拠点に仕事をしながら、急な会議やMTGなどがあればヘリで東京に飛んでいるそうです。

まさに理想の暮らしで憧れの暮らしです。

多くの人は、ここまでは難しくとも、テレワークがこれだけ市民権を得て、普及している今、自然豊かな地域に暮らすことは十分可能だと思います。

ぜひ、テレワーク移住について、ハウスメーカーや不動産屋の担当者に相談してみてはいかがでしょうか。